黄金道路を通って、襟裳岬のアザラシを見に行く!
北海道の南にニョキッと突き出た岬、それが今回行ってきた襟裳岬。
もし北海道に行くことがあれば、観光の候補地に入れてほしいくらいに素晴らしかった。
たまたま苫小牧方面に抜けようとして、ついでに立ち寄ってみるかと軽い気持ちだったのだけど、想像以上に絶景でした。
襟裳岬って森進一とか、島倉千代子の唄の中でも舞台になってるんです。
魅力たっぷりな襟裳岬を記事にしてみました。
襟裳岬って北海道のどの辺にあるのか?
地図で見てもほんとに南の岬のさきっちょ。
日高山脈っていう北海道でも険しい山(2000mクラス)が連なった先端に位置。
行ってみるとわかるけど、断崖絶壁ってとこです。
青森の竜飛岬にちょっと似てるかな。
風もめちゃくちゃ強いしね。
朝日も夕日も両方綺麗に見える、そんな岬です。
襟裳岬って、どうやって行けば良いの?遠いの?
苫小牧までフェリーで来たとして、襟裳岬まで約150キロなので最初の観光地としても十分。
ちょうど海沿いを走るルートだから、気持ち良い事間違いなしです!
帯広方面から来ると通るのが、黄金道路ってところ。
この道路もかなり有名なんです。
だいたいこの区間。
この道路、海の横すれすれに走ってるから、すっごい眺めいいんです!
この黄金道路、眺めとは裏腹にとんでもないエピソードが・・・
海のそばだし、断崖絶壁のここに道路を造るのは、それは大変だったんです。
何故に黄金道路ってよばれてるのか?
単純にこの道路を造るのにかかった費用
なんと一般の道路を造るときの、10倍ものお金をかけたんだとか。
黄金を、敷き詰められるくらいお金を使ったから、そんな風に呼ばれてるんです。
昭和10年に開通して、さらにその後、舗装工事をするのに1キロ約10億円も使ったのです。
この区間だいたい30キロくらいあるから、ゾッっとするような金額。
しかも、ほぼ強制労働のような環境下で働かせていたらしいのです。
危険な工事を休み無く続けさせられて、道路完成までに亡くなった人は、かなりいるらしい。
現代でいったら、山梨の朝日建設が事件になったけどあんな感じです。
マンガのカイジの世界そのまま。
この辺景色も綺麗だし、道路脇にPもけっこうあるんです。
ここで車中泊しちゃおうかなって迷ったけど、車中泊はしなくてよかった。
北海道って幽霊多いって聞いたことあるんですよね。
こういう黄金道路みたいな事が、現実におこってたらそういう話も信じられるかなと思いますね。
滝も道路脇に流れてたり。
襟裳岬に近づくと草原ぽくなったりします。
この辺は昆布がたくさんとれるみたい。
岬につきました
シーズンも終わりだからガラガラだったし、お土産屋さんはシャッター下りてました。
おかげで駐車は楽!
岬だから大きい灯台もある
襟裳岬で写真を撮りまくって、ゼニガタアザラシも風の館でみてしまおう!!
襟裳岬ってこんな感じです
岬が突き出たところは、三陸の海に似ている。
木とか、視界をさえぎるものが何もないから絶景。
水平線を横目に、遊歩道をあるいていくと
岬の先っちょにでるのです
ずずずっと、岬が海にせり出す感じで続いていく。
海のちょっと岩場になっているところに、アザラシがいるとのこと。
↑ 写真の遠くに見える、岩場あたりです。
アザラシさがしてみよう!
そう思いましたが、肉眼でみえないほど遠くにいます。
そんな時はここにいけば見れます!
襟裳岬にある風の館(駐車場に隣接です)
大人300円 高校生まで200円
朝日や夕焼けを見たいときは、風の館でも時間を確認できます。
お金を払って上へ行くと・・・
お!
覗いてますね(この人は従業員。アザラシの数のチェックをしていた)
上は展望台になってて、大きい望遠鏡でみることができる!
どれどれ
ん・・
あれか!
写真では凄い小さいけど、実際に望遠鏡でみたらよく見えます。
波がくると、みんなわさわさーって動くから、見ていてあきないですね。
転がって、岩から落ちそうな子もいたりして(笑)
基本的にこの風の館は、アザラシを見る展望台がメインで、他は見るところは少ないかも。
でも、かわいいアザラシ見れたし、よしとしよう!
この風の館からも襟裳岬の展望台にいけます。
先にこっちをみてから展望台に行ってもいいかもしれません。
良い眺め。
いかがでした?
最初は通り過ぎるだけの予定だったけど、車から降りて実際に岬の端まで行ってみると絶景がひろがっていて本当に感動しました!
北海道に行く機会あったらぜひいってみてください!
遊歩道はちょっと距離あるくので、サンダルよりはスニーカーとかのほうがいいかも。
あと夕日を見るときには、結構寒いので厚着をするのを忘れずに!