震災以降トイレだけ利用できた道の駅ならは
撮影日は2018年11月下旬
道の駅ならはは、震災以降ずっと閉鎖されていました。
温泉施設や近隣にJヴィレッジもあって、平日や休日問わず賑わっていた道の駅です。
写真では、4月のオープンへむけて工事が進められており、鉄骨が組まれているのがわかります。
見た感じ外観は依然と大きく変更せずに、老朽化した部分の補修などが中心になるみたい。
震災前に1度だけここのお風呂に入ったことがある。
露天はないけど清潔感があって、好印象だったことをおぼえています。
駐車場は大型車17台 普通車96台と広々しています。
現在はトイレと臨時で双葉警察署が道の駅に入っています。
場所も国道6号線沿いなので、利用しやすいしリニューアル後は温泉施設やフードコートなども復活するので、依然と同じく多くの来客が見込まれるのではないでしょうか。
隣の大熊町や双葉町は帰宅困難地域が続く
国道6号線大熊町~双葉町の区間は未だに帰宅困難区域。
バリケードされて、ゴーストタウンのようです。
すき家
トヨタも
放射線量が高くこの先人が住めるのはいつになるかは想像もつきません・・・
プレオープンの道の駅ならは
※4月25日追記
ついに、日にちも25日に再オープンが決定!
基本的に8年前と外観に変わりはありません。
震災復興ということで、現状復帰が原則だからだそうです。
駐車場は、一般車96台から132台に駐車可能に拡大
それ以外は変わりないため、震災前に訪れたことがある人は懐かしさもあるのではないでしょうか?
売店、温泉、フードコートの施設からなる、道の駅ならは。
残念ながら野菜などを扱う物産館は、まだ再開の予定はありません。
聞いた話によると、来年のオリンピックには復活させたいとのことです。
また、野菜をつくる農家が少ないという理由も少なからずあるのでしょうか。
まだまだ福島産というだけで、購入を迷ってしまうのが現状ですからね。
今回はグランドオープンではなく、プレオープンという位置づけ。
グランドオープンは、来年のオリンンピック聖火リレーにあわせておこないたいとのこと。
道の駅ならはの売店
楢葉は、ゆずが特産品。
町のキャラクターゆず太郎の商品もズラリ。
楢葉の風というお酒
楢葉で作ったお米を使用し、会津の蔵元にて日本酒に。
力強い楢葉の風という文字は、ダウン症の天才書家金澤翔子さんのもの。
ほかにも有名なマミーすいとんも!
あのトルシエ監督がJヴィレッジに練習に来た際に、このすいとんを食べておばあちゃんの味がすると絶賛したのです。
その後全国区で有名になったことから、ならは町民の間では親しみのあるすいとんなのです。
道の駅ならはの温泉
実は温泉は、震災前よりも200円値上げ。
しかし泉質がよく、近くの天神岬の温泉よりも成分が3倍ほど高いのだとか。
それもそのはず、源泉そのものが違うらしく道の駅側の泉質は高張性の温泉で、発汗作用が強いのです。
またカルシウム成分や炭酸水素も多く、美肌効果やデトックス作用も期待できます!
疲れのたまってしまう、スポーツ選手や長距離トラック運転の方などにもおすすめできる温泉ということがわかります。
8年ぶりの再開とあって、200円の値上げも仕方ないのかなぁ、と考えてしまいますね。
おわりに
道の駅ならはは、8年間休業中もずっとトラック運転手の休憩スペースや、観光で来た方のトイレ利用などで、ひっそりと活躍してきました。
今回の再オープンは、福島県浜通りの活気を取り戻すひとつのキッカケになればいいと思います。
何度か道の駅ならはには行きましたが、温泉もありますし隣には豚丼屋さんもあるし、車中泊には最高の環境だと思いますね。
近隣の道の駅