100年近く前から一人で掘り続けている大仏が相馬にある!?しかも大きさ日本一の坐像!!
福島県の相馬に、百尺観音という日本一の坐像大仏があると先日知人から聞きました。
かなりマイナーな名前で、福島にずっと住んでいたけどはじめて知りました。
百尺というと、およそ30メートルということ。
大仏の名前が百尺なので、そうとう大きいのだろうなと期待に胸膨らませて、これはぜひこの目で見てみようと思ったわけです。
しかも見学無料!というから嬉しい限りですね!
百尺観音の場所
場所は国道6号線を、ちょっと横道にそれたところにあります。
わかりづらいですが、いわき方面からだと道の駅そうまをすぎて、ダイハツ、エネオス(ガソリンスタンド)を通り過ぎてすぐの小道を左折です。
右手に十割そばがあります。
入り口の看板がありますので、よく見ていれば見逃すことはないとおもいます。
脇道に入れば百尺観音駐車場まですぐです。(300メートルくらい)
百尺観音の駐車場
砂利の駐車場ですが、かなり広く無料で利用できます。
百尺観音を見てみる
駐車場にクルマを駐めた時点で、もう大仏様のお顔が見えてきます。
それくらい大きいです。
百尺はというくらいですから、伊達じゃありません。
写真では分かりづらいですが、その大きさは圧巻です。
手の部分は東日本大震災で崩れてしまって現在はありません。
年月が経ちすぎてかな~り汚れています・・・(笑)
大仏様の手前には蓮が浮いた池があり、近くまではいけないようになっています。
動画も撮影しましたのでどうぞ!
百尺観音とは?
相馬にこんな大仏があるなんて全く知りませんでした。
誰がなんの為につくったのか気になって謎多き百尺観音の事を調べてみました。
・まずこの百尺観音は、昭和6年から作り続けて未だ未完成の大仏様だということ。
・完成すれば、日本一大きい坐像(座った)大仏になるとのこと。(台座抜き)
ちなみに他県の有名な大仏はというと・・・
東大寺の奈良の大仏は15メートル
聚楽園の大仏(愛知県)は19メートル
高徳院の鎌倉大仏は11メートル
※牛久の大仏(茨城県)100メートル この大仏は立っています!
坐像としては間違いなく日本一になりますね!
完成すればの話ですけど・・・
・そしてなんと!この大仏様を作ったのは、一個人が、親・子・孫そして現在では、ひ孫の4世代にもわたって作り続けているということ。
・大仏を作ったきっかけは、初代のじいさまが千体の仏像を作るより、たった一体だけど最高のものを作ろうと思ったのがキッカケだったとか。
・宗教法人でもなく、行政の管理するところでもなく個人で維持、完成までの時間と費用はとてつもなく膨大にかかるということ。
よって売店の売り上げや、勇士による募金で完成させるための費用を捻出しているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
いまだ未完成の相馬の巨大大仏。
百尺観音。
親子4代にもわたって、いまもなお完成させるためとはいえ、執念をかんじます。
最初に作ろうとしたときは、周辺の人にそうとうバカにされたのだそうです。
そんなものつくれっこない!なんて・・・
2031年で作り始めて、ちょうど100年目。
いくらかでも見物料をとれば、少しは完成も見えてくるのでしょうけどね。
無料で見学できることに感謝です!
福島県の相馬周辺に立ち寄ることがあれば是非行ってみて下さい!
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