重要無形民俗文化財の富岡麓山の火祭り!
福島県双葉郡富岡町に、古くから伝わる伝統行事麓山の火祭りを見てきましたので記事にしてみました。
麓山の火祭りは、五穀豊穣を祈る400年以上もつづく伝統ある行事。
県の重要無形民俗文化財にも指定されています
震災以降二回目の2019年は、たいまつの担ぎ手30人が集まりました。
↓ 竹でできたたいまつは、担ぎ手の人の手作りというからオドロキ。
重さ約30~40キロ 長さは3メートル近くにもなるのです。
担ぎ手自身が作るので、その人の身長によって長さが変わるみたい。
180センチ以上の大柄な男達から、小学生くらいのちびっ子までさまざまな年代の担ぎ手がいます。
そんな火祭りを楽しむために、記事を5つの項目に分けてみました。
この記事を見て来年は祭りをみたい!
そんな風に思っていただければ嬉しいですね!
- どこで、いつやっている祭りなのか知りたい。
- 料金は?
- 駐車場はあるのか?
- 持って行った方がいいもの
- 火祭りを楽しむためには?
場所は?いつやっている祭りなの?
場所は、福島県双葉郡富岡町の上手岡麓山神社
お隣は温泉のある川内村や、一部解除されましたが、未だ帰宅困難区域のある大熊町。
まわりには何も無いところですが、自然は豊かで癒やされる場所です。
常磐自動車道、富岡インターチェンジからもクルマですぐです!
火祭りは毎年、8月15日に行われています。
夕方18時~祭りがはじまります。
2011年から2017年まで祭りは行われておらず、昨年の2018年は7年ぶりの再開。
わたしが行った2019年度は、震災以降2度目の祭りでした。
料金・駐車場は?
見学は無料です!
小さいながらも売店もでています。
ジュース・焼き鳥・虫除けスプレーなど売ってます。
舗装されていませんが、駐車場も無料です。
警備員もいますので安心です。
写真を撮ったのは16:30頃で、祭りが始まる頃には満車状態になりますので、早めにいくことをオススメします。
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持って行った方がいいもの
日焼け止めや帽子
祭りが始まるのは18時~ですが、早めに着いてしまった場合にあるといいでしょう。
虫除けスプレー
山のすぐ側で、草むらも多いし蚊がブンブン飛んでます。対策を!
スニーカー
道は舗装されていないので、歩きやすい靴を。
とくに火祭りは麓山の山道を歩きます。道は滑りやすいのでソールのしっかりしたものを用意したいですね。
靴が汚れるので、長靴でもいいかもしれません。
ライト
火祭りの松明が道しるべになりますが、山道を一緒に歩くなら帰り道で重宝します。
水
山道はかなり急で、わりと歩きます。
飲み水は生命線ですね。
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火祭りを楽しむためには?
祭りを楽しむにはズバリ!
火祭りの担ぎ手と一緒に麓山の山頂まで登ること! です。
麓山は230メートルの小さな山ですが、その道は険しく急。
大きくて重いたいまつを担いでいく姿を間近でみながら一緒に登っていくのは、一体感があっていいですよ~
夜は写真が暗すぎてよく分らないと思い、明るい内に山を登ってみました。
こんなところを登っていきます
上り坂もキツイです。
火を消すための水の入ったポリタンク。
山道のあちこちにあります。
山頂のこの場所まできて、万歳三唱をし、また来た道を降りていくのです。
いよいよ18時になって、まつりがはじまります。
神社から種火が運ばれます
火がくべられて・・・
松明に火をつけます
まわりの木が燃えないように、水をかけます。
地元の消防団も大勢きていましたね。
神社前に整列し、山頂に向け歩き出します。
千灯!千灯!(せんどー、せんどー)とかけ声をだして登ってゆきます。
とにかく火の粉がすごいし、木の燃えかすもボトボトおちます。
火祭りの最後尾で、消火隊が水をかけ火を消していきます。
担ぎ手のみなさんも、熱い熱い!と声をだしています。
そりゃーそーですね、頭のすぐ後ろで火が燃えていますからね。
聞いた話ですが、今回の担ぎ手さんのなかで、髪の毛が燃えた人もいたのだとか。
担ぐときも、竹と肩がすれて痛いので厚めのタオルを肩に巻くのです。
今年は薄いタオルで参加してしまった担ぎ手さんがいて、肩が真っ赤に腫れて痛そうでしたね。
山頂について万歳をします!
その後また下山します。
写真にも写っていますが、火の粉がとにかくすごいのです(笑)
迫力満点ですね・・・熱いですが(笑)
ちょうど超大型の台風10号が日本海側をすぎていく頃・・・
風が強くて火の粉が舞ってました。
そうして神社について、まわりを33週します。
万歳をして祭りはおわります。
担いだ松明は、最後に一角に集められ燃やされます。
動画も撮影しましたのでどうぞ
おわりに
いかがでしたか?
震災以降復活してから2回目の、麓山の火祭り。
30人ほどの担ぎ手のちいさな祭りですが、地元の人の復興にかける思いが伝わります。
無料ですし、なかなかに迫力もあるので是非いってみてください。
くれぐれも火の粉でヤケドしないように注意です。
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